2017年IPOランキング!【上場市場・主幹事証券・監査法人・証券代行・証券印刷別 IPO件数】

ipoランキング_ipoマーケット情報

アベノミクスの影響もあってか活況を取り戻してきた感のあるIPO市場ですが、近年のIPOマーケットのプレーヤー実績はどのようになっているのでしょうか?

2017年のIPO市場を、

  • 上場市場
  • 主幹事証券
  • 監査法人
  • 証券代行会社
  • 証券印刷会社

ごとのIPO件数でまとめてみました。

<本記事の目次>

市場別IPO数ランキング-東証マザーズがトップ独走、マザーズ以外はIPO増加傾向に

まずは市場別IPO数のランキングです。マザーズの独走状態がいつまで続くのか、過去5年間の推移も注目です。

市場別IPO数ランキング

ipoランキング_2017年_市場別件数比較表※クリックすると拡大します。

市場別IPO数ランキングでは、1位が東証マザーズ、2位はジャスダックでした。過去5年間この順位に変動はありません。

2016年から2017年にかけて、IPOの総数が83件から90件に7件増えています。市場別でみると以下のようになっています。

  • 東証マザーズ:-5件
  • ジャスダック:+5件
  • 東証1部:+3件
  • 東証2部:+3件
  • 札証アンビシャス:+2件
  • 名証2部:-1件

となっており、合計で7件のプラスとなっています。

2014年以降マザーズとジャスダックの差が広がっていましたが、当期は差が縮まっています。過去5年間の平均で、マザーズはIPO市場の約6割のシェアを占めていますが、当期は5%ほどシェアを減らしています。

なお、当期はジャスダックと東証1部が過去5年間で最高IPO数を記録しています。

また札証アンビシャスで久しぶりに2件のIPOが実施されています。

主幹事証券別IPO数ランキング-野村證券が首位奪回

次に主幹事証券別のIPOランキングを見てみましょう。

主幹事証券別IPO数ランキング

ipoランキング_2017年_主幹事証券別_件数比較表※クリックすると拡大します。

主幹事証券別IPO数ランキングは、野村證券が27件で首位になっています。

野村は2013年から2017年の5年累積件数でも、2位以下を大きく引き離して1位になっています。また5年間のうち2016年を除いた4年間で首位になっています。

【主幹事証券上位5社のIPO件数の推移】

ipoランキング_2017年_主幹事証券_ipo件数推移グラフ※クリックすると拡大します。

監査法人別IPO数ランキング-トーマツが首位に返り咲き、新日本は2位に

次に監査法人別にIPO件数を比較してみます。

監査法人別IPO数ランキング

ipoランキング_2017年_監査法人別_件数比較表※クリックすると拡大します。

IPO件数ランキングでは、2014年以来2年ぶりに監査法人トーマツが首位を奪取しています。新日本は昨年まで2年連続1位でしたが2位に後退しました。

2016年から2017年にかけて四大監査法人に関しては、

  • 監査法人トーマツ:+5件
  • 新日本監査法人:-3件
  • あずさ監査法人:+4件
  • PwCあらた監査法人:-2件

となっており、合計で4件のプラスとなっています。

【四大監査法人のIPO件数の推移】

ipoランキング_2017年_四大監査法人_ipo件数推移グラフ ※クリックすると拡大します。

また、準大手監査法人を見てみると、

  • 太陽監査法人:-2件
  • 三優監査法人:±0件
  • 東陽監査法人:+1件
  • 仰星監査法人:-1件
  • 優成監査法人:-1件

となっており、太陽監査法人の実績は6件とあずさに続き第4位となっています。また、過去3年で、1件(2014年)、3件(2015年)、1件(2016年)と実績を出していた優成監査法人は2017年は0件となっています。

その他に関しては、三優監査法人の提携ネットワークであるBDO USAが1件、その他5件の監査法人が1件の実績となっています。

  • BDO USA,LLP:+1件
  • 監査法人シドー:+1件
  • 監査法人A&Aパートナーズ:+1件
  • 有限責任大有監査法人:+1件
  • 千葉第一監査法人:+1件
  • 監査法人銀河:+1件

四大監査法人が人手不足でIPO監査の契約を控えていることが原因か、2017年は準大手や中小監査法人によるIPOが目立ちました。

証券代行別IPO数ランキング-首位は三菱UFJ信託銀行、45%を代行

次に、証券代行別IPO数ランキングをご紹介します。

証券代行別IPO数ランキング

ipoランキング_2017年_証券代行別_件数比較表※クリックすると拡大します。

2017年は、三菱UFJ信託銀行が1位になりました。5年間の累計を見ると、三菱UFJ信託銀行が45%という圧倒的な代行率で、他を圧倒して1位になっています。

証券代行は、三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行、みずほ信託銀行が3強で、過去5年連続で9割以上のシェアを占めています。

証券印刷別IPO数ランキング-今年はプロネクサスが圧倒。

次に証券印刷会社のランキングも見てみましょう。(証券印刷に関しては2017年のみのデータとなります。)

証券印刷別IPOランキング

ipoランキング_2017年_証券印刷別_件数比較グラフ※クリックすると拡大します。

証券印刷会社は大手2社の勝負になっており、プロネクサスと宝印刷の寡占市場になっています。

2017年は、90件中56件がプロネクサスで、市場の約3分の2を占めています。取扱件数が多ければ多いほど他社事例などノウハウも蓄積できるので、上場申請資料作成の頼れる存在になります。

 

2017年の株価高騰から一転、2018年はアメリカの金利引上げを受けて株価が急落しています。このような状況で2018年のIPOマーケットや監査法人ランキングはどのような結果になるでしょうか?継続してウォッチしていきますので、お楽しみに。

(著者:大津留ぐみ / 大津留ぐみの記事一覧

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